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旅の小噺と想い

旅の小噺と想い



 

“旅の小噺と想い”

 

 

私は常日頃から心に思っている事に[美は一度限り]という言葉があります。

この言葉は、私が人生のドン底のような場所にいる時に読んだ本に載っていた言葉です。

その本には、その言葉の意味として

[美しい夕陽も、もし沈むことなくそこに在り続けたら、それはもう美しいとは言えない。]

と書かれていました。

 

そして、その言葉を知ってから数年が経ち、ある先輩とアメリカの西海岸をサーフトリップし日没のCALIFORNIAはSAN ONOFREというポイントに到着した時に、その言葉の意味を深く知ることが出来ました。

 

その時、自分としては、海上がりの体を洗う水もタオルもなく、海に入っても恐らくは15分程で日没あろうと考え、夕陽の写真でも撮影して待っていると先輩に伝えたのです。

 

しかし、その先輩は

[海に誰も入っていないし、波も良いぞ!こんなチャンスは二度とないかもしれないし、何よりも海の中から夕陽を見たほうが絶対に綺麗だぞ。]

と、私に言いました。

 

その時に心の中に[美は一度限り]の言葉が浮かび、私はカメラを置きウエットに着替え沖に向かってパドルアウトしました。

 

そして緩やかな綺麗なレフトの波に乗り、そのフェイスにまるで夕陽に伸びる道のようにオレンジ色が続いている景色を見る事ができたのです。

 

その時から、私は出来る限り美しい景色を観られるように行動をしていこうと決意しました。

 

そして余談ですが、この時の様に海から上がり、ベタベタなまま洋服を着た時でも、サラッと着られる服が欲しいと思い、FUTENというブランドを作ったきっかけのひとつでもあります。

 

※写真は先輩を追いかけてウエットに着替える直前のSAN ONOFREです。

 

tep

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